平成28年5月8日

5月にはいり高知県はますます暖かく?暑く?なってきました。診療中もエアコンをつけないと汗がでてきますね。

ゴールデンウィークも終わった金曜、土曜日に休みあけということもあり患者様がたくさん来院されました。入れ歯が割れた、被せ物がとれた、痛くて食べれないなどいろいろな症状の方がいらっしゃってました。

その中でこの新学期はじまっておちついてきた時期に多いのが…

「子どもの下の前歯の後ろから大人の歯が生えてきたのですが、
                      そのままで大丈夫でしょうか?」

という小児の患者さんです。

だいたい小学生になったばかりのお子さんが多い気がしますがお母さんは気が気じゃないと思います。なんといっても乳歯の前歯の後ろにさらに歯がでてきていますからね

お子さんの年齢にもよりますがまず生え変わりの一番最初は下の前歯です。だいたい6歳~7歳くらいで大人の歯(永久歯)が生えてきます。その永久歯が生えてくるときは必ず子供の歯(乳歯)が抜けるわけではなく乳歯の舌側から生えてくることも多くあります。

それをみてとても心配になる場合ありますが、大丈夫です!

まず乳歯が抜けて永久歯が生えてくることは全く問題ありません。

●そして永久歯が舌側に生えてきた場合、そのままおいておいても大丈夫です。

なぜだというと舌側からはえてきた永久歯はその後舌の力によって押されてすこしずつ唇側に移動してこようとします。そうすると自然とその前に残っている乳歯は歯根が吸収してきて揺れてきます。だいたい生え変わりの6歳~7歳の時期にそういう変化がでてきます。

保護者の方はとても心配だとは思いますが、生え変わりの時期はそういう状態が多々ありますので気になる場合はすぐにお近くの歯科医院にご相談ください。

経過を見て期間がたっても乳歯があまり揺れたりしてこずなかなか抜けない場合は歯科医院で時期を見て抜くこともできます。一度ご来院いただければしっかりとご説明させていただきます。