平成28年4月23日
四月ももうすぐ終わりに近づいてきて気温も高くなってきました。高知はとても暑いです
そんな木曜日の午前中に学校歯科健診のために近くの公立高校にやってきました。
去年健診には参加しましたがまだ自分の出身高校以外に入っていくのは緊張します。
治療とは違い学校歯科健診はむし歯、歯ぐき、顎関節などをチェックし用紙に記入するという流れ作業。しかし人数が多いです。校医の歯科医院の先生は大変です。
いろんな学生の口を見ているといろんなタイプの口の中をみることができます。去年よりも口腔内の状態が悪い学生さんは少なくなったような気がします。父親も同じことを言っていました。
しかし、都会でも地方でも同じ県内でも地区の環境によってお子さんたちの口腔内環境もさまざまです。
ひとつ言えることは小学校入学ぐらいから生えてくる永久歯を守ることができるのは歯医者ではなく
①家庭での歯ブラシ
②間食の回数
③食生活を整えること
です。小学生でむし歯になりやすい生活をおくっていると高校生になるころにはむし歯は確実にあります。それを防ぐためにはまずは保護者の方の指導が大切です。
そして小児の齲蝕率(むし歯が口の中にある割合)は2001年度から比べると下がってきていますが…
2015年度 齲蝕率
● 高校生 22.58%
● 中学生 18.11%
というデータがでています。この結果の理由として考えられることは
・高校生になり親とのコミュニケーション不足によるむし歯の放置
・学年が上がり食生活の乱れ(塾や部活など)
などがあります。みなさん思い当たる節があり、痛み・違和感があるようでしたらすぐにかかりつけの歯科医院に向かいましょう。